「ガガーーッ!」「ガガガーーーッ!」
こ~んな爆音が下り坂で、 その日の最速 スピードが出ているタイミングで鳴り出したら
誰しも「ゾッ!」となり背筋が凍るはず!
先月、先々月と行った奥久慈での事です。
長い下り坂のストレート区間でそれが起きました!
最初は枯れ葉がリムブレーキに挟まって鳴っているように感じましたがスピードがスピードなので目視での確認は難しく、また急減速で止まって仲間から離れてしまう事もはばかられたので
恐怖心にかられつつもそのままの状態で走行せざるを得ませんでした。
が、少しスピードを落としたら音は止んでくれたので次の信号のタイミングで確認すると
何にも異常なし! なので
🍂枯れ葉のせいだったのかも
ということで
自分の中では気持ち的にも解決したハズでした・・・
が、その翌月
茨城県の最高峰「八溝山」のヒルクライムでの事です。
慎重に下山していましたがやはり後半は長いストレート区間がありスピードが上がってきます!
そしてまたあの音です!
「ガガーーッ!」「ガガガーーーッ!」
前回も今回も前輪から音がする気がしました。
こんなスピードで前輪がロックでもしたらと考えただけでも恐ろしい!
この日は前も後ろも仲間からは距離があったので一度止まって確認しましたが
やはり異常は見つかりません。
外見的には特に問題は見当たらないようなので瞬間的に「ハブ」かな?と考えます。
考えてみたら最初に買ったロードバイクに付いて来たこのホイール。
9年間ノーメンテはさすがにまずいっしょ💦
この日のライドを無事に終えて
次までには異音の原因を突き止めてオーバーホールもしなくては・・
と思っていたのになかなか手をつけられないまま数日が経っていました(^^;)
先日、とりあえずネットで
「マビック ホイール 爆音」と検索してみると・・
出てきたのを見てビックリ!!
「マビック キシエリ 爆音」関連の記事がぞろぞろ出てきました。
そうなんです。
私の問題のホイールとは
「マビック キシリウム エリート」なんです!
動画もあり音を確認すると正にこれです。
「セミ鳴き」というマビック独特の高い音で
その正体は後輪で「フリーハブ」が空転した時に発生する
「ラチェット音」でした!
確かにクランクを回す脚を止めた時に鳴り出したような気がします。
とにかく一度オーバーホールしてみます💦
使った工具とグリスです。
ホイールからスプロケットを外し
シャフトをアーレンキー2本(5mm)で緩めて抜き取ります。
シャフトが抜ければフリー自体は手で抜けます。
フリーを抜く時は小さなバネが飛び出してしまい紛失する可能性があるので注意が必要です!
一度無くして苦労してますのでw
※ちなみに2,200円もします!
するとホイール側のベアリングが見えますのでダストカバーを千枚通し等で外します。
ベアリングの中は汚れはありませんがグリスが減って固くなっている気がします。
外して洗浄したかったんですが簡単には取り出せないようなので、付けたままパーツクリーナーで古いグリスを溶かしながら外へ押し出しました。
ひっくり返して反対側も同じ事をします。
速乾性のパーツクリーナーが乾くのを待ってからハブグリスを充填。
量は外面より少ないくらいにしました。
ダストカバーを戻します。
今回メンテナンスのメインであるフリーハブにもベアリングがありますけど
奥にあるためダストカバーを外すのも難しいので今回はパスします。
フリーハブの内側にある白い部分とホイール側で接触する黒いゴムには攻撃性の低いグリスが良さそうです。
注意※フリーハブにはマビック専用オイルがありますので本来はこちらをご使用下さい!
私は今回フリーの爪部分とその受け部分にだけ耐水性の高い「Mac off」のグリスを使いました。
Muc-Off (マックオフ) BIO GREASE 150g 価格:1,980円 |
かなり粘性が高いのが気になります。
ずいぶん前に近所のお店で安くなっていたのを買った物なので劣化でなければいいのですが!?
元に戻す際はマビック専用工具でハブの玉当たり調整をします。
最後にスプロケットを一枚ずつ洗浄して元に戻したら作業終了です。
乗ってみないとまだわかりませんが
これでしばらく「爆音」はしないはずです!
しかし、最後に塗った「Mac off」が気になってはいます。
フリーがスムースに空転しないとクランクを止めた時にチェーンがたわんでしまいチェーン落ちの原因になるらしいのです。
しばらくは注意して様子をみたいです。
マビックはメンテナンスがしやすかったので細か目にやるべきでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メンテナンスの記事という事で間違いが伝わらないように調べてはいますが、写真や説明が足りず役に立てるかはわかりません。
本人が作業を楽しんでいる記事という事でご容赦くださいw
合掌