風にまかせて~人と自転車が好きになる風輪日記~

50代の目線でロードバイクのトレーニングを通して緩~く書き込みます。

2023 Mt.富士ヒルクライム【山梨県】シン・ライバル現る⁉️

6/3(土)4(日)の出来事です。

少し遅くなりましたけどご報告します。
第19回 Mt.富士ヒルクライムに参戦しました。
この大会には今回含め7回目の参戦になりましたが、2018年をピークに参戦の度にタイムが落ちています。
これになんとか歯止めを掛けようと日々トレーニングしているわけですが…

昨年の記事はこちら↓↓↓
poppo-hato.hateblo.jp

出し惜しみはせずに今回の結果報告です。

じゃん!大会公式タイム 1:13:33

結果としてまずは5回目のシルバーリング防衛に成功しましたー笑笑

しか~し!?ただでは喜べません!
昨年比のタイムがですねぇ。。。

それでは大会前日から振り返ってみます。

長くなりそうなので前後半にしようか迷いましたけど、その時点で既に遅かったので一気に書き上げます。笑
お時間があればお付き合いください。

6/3(土)6:00am起床

前日の激しい風雨から一転、穏やかな朝。
一番近所に住むチームメンバーのN尻さんが当初は朝の9:00に迎えに来てくれる予定でしたので、それに合わせ準備して待つ事にします。
ところが前日の台風2号の影響でN尻さん宅付近の川が警戒水位となり、警報も出て少し遅れるとの連絡がありました。
どのみち早く行っても会場は雨が降っているらしいので問題はありませんけど心配ですね。
結果的に昼過ぎに到着!


※ホンダ VEZELの荷台にバイク2台が楽勝。

大きな渋滞もなく山の影から富士山が見えてきてテンションが上がります⤴️⤴️
道中の車内では、今年こそシルバーを獲るべくトレーニングしてきたというN尻さん。
聞けば何度もあと少しで悔しい思いをしていたようです。そして今回は50歳のカテゴリー最初の年ということで、いつもとは違う面持ちです。
私としても今回は厳しさを感じてましたので、お互いの健闘を誓いました!

予想したより雲が少なく暖かいです。

富士山パーキングは満車で入れず、富士急ハイランドに車を停めました。偶然なのか他のチームメンバーの車2台も同時に到着して合流。
人が凄くてシャトルバス5台くらい待って会場入りできました。他の人も同じ考えでこの時間がピークだったような感じですね。

早速受付と下山荷物預けを済ませ会場をぶらぶら、自称インチキおじさんのブースや景品狙いで各所周りましたが時すでに遅くでした。😅


八王子のバイクショップ「THE BASE」さんに(ご厚意で)ドリップコーヒーと「Y'sロード」さんでカフェイン入りエナジージェルをゲットできました!ありがとうございました。
明日はこれが役立ちます。

今夜の宿はコテージで、メンバー8人での借り上げです。おのおのスーパーで買ってきたもので食事を済ませて早めに就寝タイム。
私は久しぶりに皆さんと宿を共にしましたけど、数年前にご一緒した時は宴会メインで寝れなかった記憶がありました。
今回はまるで合宿のようで、風呂上がりには全員が脚のマッサージや手入れに余念がありませんでした!

そして夜9時過ぎには寝床につきましたけど、なんでしょう?予想はしてましたが私の両隣がなかなかうるさい。笑笑
例えるとV8のアメ車と2サイクルバイクと言った感じです。そんな事もあろうかと耳栓をして床に入りますけど寝れません💦
音とは関係なく神経が高ぶった感じですね。
ハルヒルの時と全く同じ、眼を閉じて朝4時までうとうとしました。

目覚ましが鳴る前に止めてすぐお湯を沸かし、昨日頂いたドリップコーヒーでスーパーで買ったパンをいただきました。
カフェイン入りジェルはレース中に飲むためのドリンクボトルに投入し決戦ドリンク完成。
今回も持久力を上げるために2週間のカフェイン絶ちをしました。


〈宿からほんの少し見えた富士山〉

確か朝の気温は10℃とかなり寒かったです。
少し多めに着込んでホットジェルを腕や脚に塗り、軽量化を宿で済ませていよいよ会場へ向かいます。


※思わず車を止めてまで撮った冒頭の写真の別バージョン!

駐車場が富士山パーキングと富士急ハイランドに分かれましたが、いつの間にか合流してウォーミングアップ開始。
こんなタイミングでパワメのバッテリー不足が表示され不安の種がアンラッキー。
皆さんそれぞれのペースでアップをしてたら結局バラけてしまいましたね。笑

私はというと、宿で軽量化したというのにまたトイレに行く羽目になり一人で離脱。
昨日受付した体育館の前にトイレがあったのを思い出して行くと誰もいなくてラッキー。
用が済みスタートする会場に行くも既に人で溢れていて探す事も入る余地もなし。
ゲート手前で皆が出て来るのを待つ事にしました。するとグローブをしてない事に気付きトイレで外し落としたようです!オーマイガ
※ノーグローブは規定違反です(^-^)/
急いでトイレに戻るとトイレ外の自転車を停めていた場所に落ちているのを発見し回収できました。少しラッキーです。
再びスタートゲート前まで戻っても、参加する第4ウェーブのスタートにはまだ時間がありました。そこでパワー計があてにならないのを思い出して、その場でガーミン先生の表示にラップ平均速度を追加します。
何かで見た富士ヒルシルバー攻略法で各セクションの平均速度がざっくりですけど頭に入っていたので、いざという時の目安になるはずです。

今回はゲストライダーがたくさん参加していて、別府選手はじめ各ウェーブにペーサー(90分のみ)として一緒に走る事ができるようです。
2020オリンピック代表だった増田選手がヘルメットに風船を付けていたのが楽しそうで印象に残りました。 

そうこうしてたらとうとう第4ウェーブのスタートが始まりました!
目を凝らして200人くらいを見送った後に、私以外の全員が揃って登場したので一安心です。
計測地点の前とはいえかなりゆっくりなスタートだったので私もすぐに合流できました。

合流後の計測地点前
一度は一人で前に行ったG(ひげ)さん、目標の70分切りを狙う仲間がいなかったのか再び下がって来ました。スバルラインに曲がる手前はいつもブレーキポイント、減速に気をつけ左折と同時に加速開始。
仲間8人がほぼ同時に計測地点を通過したはずですが、前に見えるのはG(ひげ)さん、N西さん、Sさん、後ろにG(アゲミ)さんN尻さんが虎視眈々とつかず離れずにいたようです。
更に後方にT橋さんK井さんの8人です。

G(ひげ)さんは一人ペースを上げまたもや飛び出して見えなくなります。
するとナルシマジャージの方がN西さんと話を交わして私の前に入ってました。
一応後ろも含めたトレインなので私が挨拶代わりに並んで説明をします。
一緒に走る事しばし、ペース会がわなかったのかナルシマジャージの方がダンシングで一つ前の集団に上がって行きます。
私もペースが遅いのかと勘違いして反射的について行きましたけど、途中で自分のパワメがアホだったのを思い出しやってしまったと後悔。
案の定、誰も着いてきてませんし💦
ペースを戻すとすぐに元のトレインに吸収されました。笑

私のパワメだと210wを推移していましたが、N西さんは230w(4.5倍)を維持していたようです。
ただこの後からは、勾配が緩くなる度にスピードが上がりついて行くので精一杯な状態が続いてました。
ほとんどをN西さんとSさんが先頭で回してました。時折後ろからG(アゲミ)さんが前に出て牽こうとしますけど、N西さんに制止されて戻ります。
私より若いとはいえ女性が前に出ようとしているのに対し私にはそんな余裕などなく、呼吸やペダルに集中していました。

この時点ではN西さんとSさん私、G(アゲミ)さんの順で4人乗りだと思っていました。
いつの間にかナルシマジャージの方も戻っていて再び5人になり15km地点のタイムテーブルでは▲1分のマージン(シルバーに対し)とまだまだ気が抜けない状況。
平均速度も19km/hに届いてませんでした。
しかしN西さんのペースは機械のように正確で安定感があります。
しかし一度だけブリジストンジャージの方が凄い勢いで追い抜きがてらSさんに声をかけた時、いきなりN西さんSさん二人がペースを上げて追いかけて行ってしまいました!
まあそうなんです。別に私のために走ってるわけじゃありませんので、追いかける脚などない私は見送るしかありません。
しばらく一人でよくわからないペースを維持していると、今度はN&Sさんコンビに追い付く事ができました!
何度か限界かと思って諦めそうでしたが、せっかく追い付いたので20km地点を過ぎるまでは耐えてやろうと必死に食らいつきます。

どの辺だったかいつの間にかG(アゲミ)さんの気配がなくなっていました!
20Kmを過ぎてタイムテーブルより▲2分のマージンがありました。少し緩くなったタイミングでまたスピードが上がり(パワーは同じ)今度こそ千切れます。

しばらくはペースを維持していましたが、よく見るジャージのトレインに追いつきました。
少し遅いかなと思いましたけど▲2分のマージンがあるのと、少し緩めの坂が続くので風避けにと思いしばらくそのトレイン後方で休んでしまいます。
しかしよく見ると、ゼッケンが前のウェーブの番号なのに気付いて思いました。
「ブロンズ狙いのトレインだ。」

ちょうどその時です!
私のケツいや肩を叩いて抜いて行く影?
G(アゲミ)さんだ!
遅いトレインの後ろにいた私に追いつき、「こっちよ!」(とは言ってない)と教えてくれたんです。
奥庭を過ぎてトンネルに入る手前でした。
少し休んだおかげで加速してG(アゲミ)さんに合流成功!一番スピードが出るトンネル区間を二人でローテーションしながら最後の上り坂に突入しました。
二段階で坂はきつくなり脚が終わって大勢に抜かれました。
G(アゲミ)さんが前にいるのが分かりましたけどもう本当に限界です。
なんとか立ちこぎで前に進みゴールラインを越えラップボタンを押し13分台が確認できました。

その場に停まることはできないのでそのまま奥へ進むと、G(アゲミ)さんに肩を抱かれ喜んでいる見覚えのあるジャージの方?
あれは…N尻さんじゃありませんか???「いつ抜かれた?」
(どうやらすぐ後ろの集団を自ら活性化させて追いつき、最後の上り坂で発射するという離れ技だったと後から聞きました。)
今思うと、今回のレース中後ろを見た記憶がないので気がつかなかったんですね。

ということはシルバーじゃないか!
すぐに私も混じり、念願叶ったN尻さんの肩を叩きお祝いしました。
自分のシルバーよりも本当に嬉しく思います。
だって50歳を迎えて初のシルバーとか凄いでしょう?!リスペクト&優勝です🏆

G(アゲミ)さんとも握手を交わし最後まで助け合えた事を嬉しく思いました。
ちなみにG(アゲミ)さんは年代別女子で本当の優勝🥇でした。


5合目で記念撮影。

しばらくコロナで食べられなかった吉田うどんが、みんなで食べると更に格別の旨さ。

帰りの車内も、N尻さんと二人お祝いムードのまま無事帰宅できました。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。今回の富士ヒルは、いつもとは違ってチームというものを最大限に活かし生かされて獲得できたシルバーリングでした!
そしてまた一人チームからシルバーが増えて全員がお祝いムードとなりました!
しかしよく考えてみれば私は負けています。
昨年の自分に17秒の負け。
そしてN尻さんにも16秒の負けです。
同時にシン・ライバルの誕生となりました!
今回のN尻さんは本当に強かった。
だけど後から悔しさが滲んできます。
また来年までは、この悔しさがモチベーションになってくれる事でしょう。笑笑

〈今回の戦績〉
年代別(50~59)81位/1898人中

風にまかせて

合掌
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村