風にまかせて~人と自転車が好きになる風輪日記~

50代の目線でロードバイクのトレーニングを通して緩~く書き込みます。

「山の日」と「わらび餅」②【奥多摩編】

8/11の続きです。

全員で記念撮影をした後、「下山グルメ」組とはお別れです。
私の予想より人数が減りましたが「都民の森」から東京都最高地点「風張峠」標高1,147mまではもう少し上らなくてはなりません。

「柳沢峠」組はN尻さん、Y木さん、H川さん、S塾長、私の5名。

「風張峠」では、特に何かするわけでなく止まらずに奥多摩周遊道路を下って突き当りまで来ましたしたが、先に行ってしまったS塾長とH川さんの姿がありません!

この突き当りを右へ行けば、普通に丹波山村を抜けて柳沢峠までは約27km。
私はてっきり2人は右へ行ったのだろうと思っているとN尻は躊躇なく左へ。
Y木さんもそれに続いて左へ曲がって走って行きました。

左へ行く事がどういうことなのか察した私は、帰路も自走であることを理由に1人で右へ行こうかと一瞬本気で思いました〰️笑(左コースは右コースより+5km+激坂です)
しか〜し、覚悟を決めてついて行くことに‥。
この時のN尻さんからは『前の2人は脚の調子が良いから、そのままのペースを止まらずに先を行ったのだろう。』との説明がありました。
※まあそういう事はよくあるんですが

一方、私の脳内では
『2人は脚の調子がいいのでオマケで峠を1本追加するため左へ向かったので、ストイックなN尻さんは同じルートを選んだのだろう。』と勝手に解釈。
そんな訳で私もN尻さんY木さんに続いて左コースへ進みます‥ 笑

それは以前にも、定峰峠に向かう途中で横松郷から斜め松郷を下って松郷峠を上り返したという経緯があり、この時もこれぞ塾生の正しい姿なんだろうと感心然りでした。

起伏のある道をしばらく進んで山梨県小菅村に入りました。
小菅村は三方を山に囲まれていて、ここから先は峠を越える以外ほかに選択肢がありません。

これから待ち受ける峠越えにビビリつつも景色を堪能。
左下には奥多摩湖へとつながる小菅川が流れ、ここは多摩川源流の里らしいッス!

集落に入り、そろそろあるだろう案内看板に注意しながらいると「丹波山」右矢印の看板を発見!
ここを右折すれば最初の分岐地点で右コースから行った道へと合流できるので
今度こそ右へ行くはずが‥ 行かない?!
前のお二人が直進するのが見えて目を疑いました。

案内看板を見ると直進方向は「大菩薩峠」とあります。
二人には看板が目に入らなかったのだと思い、先頭のN尻さんに追いつき並んで状況説明。
どうやらこの付近の記憶が曖昧で少し考えている様子でしたが、私の言葉を聞き入れすぐに引き返してくれました。
曲がってすぐY木さんが補給ストップ要請!
補給で止まっている間、私もこの道は一度しか来たことがない事や、記憶では激坂が続くけれど距離は短かかったなどと話をしたものの
いざ走り出すと、あまりの長い激坂の連続で疲労困憊してか、私も自分で言ったことに内心⦅あれっ??⦆ってなりました 笑
しかし柳沢峠に行くには丹波山村を通るしかないのでこの道以外に方法はないのだと、不安払拭に努めました。
記憶より幾分距離は長かったけれど、峠に到着して一休み。

一旦止まって、先にいるはずのS塾長とH川さんからLINEが来てないか確認。
すると、ここで驚愕の事実が判明!!

そもそも先行したはずの2人は私達の前を走ってなどいませんでした!
それどころか、私達が来ないのを心配して風張峠を逆から上り返したらしいッス!

N尻さんが慌てて塾長に電話して状況を報告。
どうやらお二人は、風張峠から下った1つ目の突き当りを右へ曲がってすぐの日陰な場所で私達を待っていて、私達が左へ曲がるなんて考えてもなかったらしい。

ついでにもう一つの事実がN尻さんから告げられます。
実はN尻さん、奥多摩湖の1つ目と2つ目の突き当りを勘違いしていたらしい!!

後ろを走っていたY木さんもそれがノーマルなコースだと疑わなかったとか。。💦
確かにこの2つの突き当りは、どちらにも手前に大きな橋があり酷似していて私も間違った経験があります。

結果的にハードなコースを選択してしまったわけですが自称!?なんちゃってヒルクライマーな私にとってあくまでもトレーニングとしては最高!!ってことで受け止めて次へ
塾長とH川さんに対しては大変申し訳ないですが、お二人はこの時点で合流は断念し、風張峠を上り返した脚で帰路につくとのこと。
いつもの塾長なら戻って来てまた合流するかと期待もありましたが、残念ですが仕方ありません…

丹波山村への下り坂もまた激坂です。
注意しながら下りきって国道411に戻れました。
ここで Y木さんが再度補給ストップを申告、手持ちの補給食が足りないようで余分に持っていたバランスパワーをおすそ分けしたところ元気復活!
バランスパワーは美味しくてコスパもいいのでお気に入りです 笑

またしばらくアップダウンを繰り返し
道中半ばまで来て、これからが本格的に上りになるであろうヘアピンカーブにある林道の入口をN尻さんが見つけ小休憩。(これがまた絶妙なタイミングの良さ)
決して速いペースではありませんでしたけど、二人に付いていくのが精一杯だった私は木陰で補給食を食べて備えます。

しかし再スタートしてしばらく順調でしたが、少しずつ二人から離れていき‥
暑さなのか?疲れなのか?息が苦しくなり自動販売機を見つけて反射的に止まってしまいました。
前の二人に「先に行ってて!」と叫びましたが、少し離れてしまって無反応‥ですがさらに大声を出す気力はもうありません。

とりあえず冷たい清涼飲料を自動販売機で購入して飲み干します。
ボトルに入れる水を探してみたら、沢から引いたホースの先から冷たい水がかけ流し状態になっているところを見つけ、頭からその水を被るとみるみる力が戻って生き返りました。
先に行ったはずの二人も心配して戻って来てくれて、私と同じように頭から何度も水をかけていました。
自然の恵みに感謝です。
そこからもう一踏ん張りして最終目的地「はまやらわ」にやっとのことで無事到着!

実は今回、柳沢峠には行かないことが最初に告げられておりまして…
厳密に言うと柳沢峠手前の「はまやらわ」が真の目的地でありました!!
少し物足りない気もしましたが、柳沢峠はまだ3kmほど先だったので楽できました〜笑



サイクルラックに自転車をかけて中へ
前回の「わらび餅ライド」から?看板犬デビューした甲斐犬がお出迎え。


瞳が凛々し過ぎます。(甲斐犬が)


期間限定わらび餅「柚子」

季節限定?らしい「柚子わらび餅」を選んでみましたが今日のライドにピッタリの美味しさ!
あたたかい日本茶との相性が絶妙でした。
ちなみに会計はスマホ決済もOK
詳しくは↓↓↓
hamayarawa.net

あまりゆっくりしても居られませんので
下山の準備をして帰路につきます。

美味しいとはいえ「わらび餅」だけではカロリー不足なので
「道の駅丹波山」で遅い昼食。
ジビエが売りの、鹿肉バーガーののぼり旗が出ているお店に入りました。


※鹿肉と牛蒡のグリーンカレー

エネルギー満タンで元気復活

奥多摩町では、いつになく賑やかな雰囲気でお祭りがある様子です。


更に下って青梅の手前で、武蔵五日市駅に車があるお二人とお別れです。
息の合ったお二人とのライドは、一味違った経験になりました。
私は五日市駅に戻ると遠回りになるばかりか、自転車とはいえ都内の渋滞を通る事になるのでこのまま直進して所沢を抜けて行きます。


一人になって所沢の手前まできたところで数人組のロードバイクに抜かれました。
一番後ろの赤ジャージの方はきっちり手信号を出して後方にちゃんと気を配った走り方をされていて交通マナーが素晴らしい!
この時間の所沢市内は渋滞していて何度か追い付いてしまい少々気まずい感じになりましたがほどなくしてまた一人になりました。

所沢の中心部で信号待ちをしていると、私の後ろにロードバイクの気配を感じ振り返って声をかけると、先ほどの赤ジャージの方!
どうやらお連れの方々とは別れその方もお一人になったようです。
信号で止まる度に話が弾んできて、何処へ行くのか聞かれて川口へ帰る途中ですと言うと「私も川口まで帰ります」と返ってきて驚きました‼️
東京の外れで川口のロード乗りさんと会うとは…
しかも、めちゃくちゃご近所様でした‼️‼️
ルートもほぼ同じようなので、しばらくご一緒する感じで私が前を行きます。
志木市に入って赤ジャージの方が前に出てくれましたが、速い速い!
着いて行くのがやっとでした。
どうやら秋ヶ瀬橋から荒川を経由して行くらしいので、今の私に荒サイをこのペースで走るのは無理そうだと判断。「疲れたので最短ルートでゆっくり帰ります」と伝えて別れました。

そのまま秋ヶ瀬橋を渡って武蔵浦和南浦和を経て無事帰宅。

今回のライドを企画してくれたM田氏とチームの仲間たち、そして最後にご一緒して頂いた川口のロード乗りさんに感謝です。
M田氏とは1年ぶりの再会でしたが、元気な姿を拝見できて安心しました!

二部にわたり読んでいただきありがとうございます。
今回も自転車の輪が広かった楽しいライドになりました。最後に出会った川口のロード乗りさんには良い刺激をもらって、ペースが上がったのは嬉しい誤算でした。
人と走ること自体が強くなれるヒントがある気がした一日となりました。

合掌


今回の相棒"LOOK 695"はやはり名機です!
タイヤの細さを感じない乗り心地で脚にも優しいのに、上りも軽やかでした。
自転車で『古い』という言葉は褒め言葉であってほしいと思う夏の日でした。

風にまかせて


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