風にまかせて~人と自転車が好きになる風輪日記~

50代の目線でロードバイクのトレーニングを通して緩~く書き込みます。

「伊豆の国」は「風の国」【猫店長?】その3

《前回の続きです。》~最終話~

二泊三日の小旅行の様子です。

同伴者は奥ちゃんとロードバイク一台。
前回までの記事はコチラ⇩から
poppo-hato.hateblo.jp
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スタート地点の「道の駅伊豆のへそ」に無事に戻り、お借りしたE-bikeも無傷で「MERIDA X-Base」に返却完了。
お世話になったメカニックさんにお礼して、ライドの様子等も軽くご報告。
親切・丁寧なスタッフの方々のおかげで安心してライドを楽しむことができました。
レンタルした方にはこちらの道の駅にある源泉かけ流し温泉入浴の特典があるらしいのですがこれからまた次の宿泊地へ行く予定なので今回は利用しませんでした。
日帰りライドでしたらこれは嬉しいサービスですね。
MERIDA XーBASEのある道の駅「伊豆のへそ」にはHESO HOTELという素泊まりの宿泊施設も併設されているので次回利用するときにはここに宿泊する、という選択肢もあるなぁと思いました。
※12月9日(土)からMERIDA XーBASEの展示・レンタル車体が最新の2024モデルに入れ替わったそうなのでメリダの最新バイクをゆっくり試してみたい方は要チェックです!


奥ちゃんの要望で「道の駅伊豆のへそ」の農産物販売所を少し見学。
この日に帰る訳ではないので敢えて購入はしませんでしたが広い店内は地元の食材が賑やかに陳列されていて見るだけでも楽しめました。

伊豆2日目に宿泊する宿は"恋人岬"というところにあり、こちらは夕日が有名らしい。
予定より早く戻る事ができたので
「 今日は天気良かったからワンチャン見られるかも? 」と奥ちゃん。

日没までに間に合うのか??

ナビに目的地を登録すると「道の駅」を出てすぐに有料道路で南へ。
目的地までは38kmぐらいです。
有料道路を使わなくても普通に行けそう?な気もするけど
観光地だとよくわからないのでナビに従って行きます。
修善寺道路を利用して軽自動車160円でした!(伊豆ではETC.が使えないので小銭(現金)の用意が必須ですね)
時刻は覚えていませんでしたが、修善寺道路 大仁料金所での領収書の日付に15:22とあったのでこの時点で日没まであと約1時間。

恋人岬は伊豆市にあり、「土肥(とい)」という所から海沿いに少し南へ進んだ場所にあります。

日没前になんとかホテル前に到着。
車から降りると同時に「にゃー」と一匹の猫が近づいてきて 私たちをお出迎え。
そしてそのまま私たちの前を歩き、まるで案内してくれるかのようにホテルの正面玄関に向かい自動ドアを開けて中へと入っていきます。
事前の情報で"猫店長"なる存在は知っていましたけど…
彼がそうなのか?笑

せっかく猫さんが案内してくれたところ申し訳ないですが、夕日が沈むまであまり余裕がありません。
荷物は後にして岬を目指します💦
恋人岬の展望デッキは駐車場から1km弱ほど遊歩道を歩いたところにあるのですが途中急な坂道もあり奥ちゃんの脚では間に合わないと、私だけ先に走って岬へ急ぎます。

遊歩道途中で少し撮影した時点でもうすぐ沈みそうな夕日。

夕日が沈むドンピシャのタイミングで展望デッキに到着。
いざスマホで撮影しようしたら、そのスマホが…まさか!?

「バッテリー切れかよっ💢」

奥ちゃんはまだか?と後を見渡すと階段の高いところから夕日を撮影しているのを発見して一生懸命手を振りますが、気づいてない様子(-_-)

奥ちゃんが撮影した夕日(沈みかけ)

私がうつってた…笑笑

夕日は沈んでしまいましたが、日没後にすぐに暗くなるわけではないようで遅れて到着した奥ちゃんととりあえず記念撮影はしておきました笑笑

ここから見えた富士山もまた綺麗でした。

それにしても来る時は急いでいて気がつきませんでしたけど、駐車場から展望デッキまでの1km弱、最後はほぼ崖のような急階段でして……
奥ちゃんは本日メインのサイクリングよりもこっちの方が疲れたのだそうです 笑笑
恋人岬はロマンチックなイメージの割に展望デッキまでの遊歩道はなかなか大変な道のりなのでここでお互い気遣いができるか?が試されそうなところでもあります。笑


遊歩道の途中にある別の展望台
※〇の中に富士山を入れてみました 笑

ゆっくりしていたら帰りの遊歩道が薄暗くなってしまい、最近伊豆でも目撃情報があるらしい「熊」
ではなく「イノシシ・鹿の出没注意」の看板にビビりながら戻ってきました。
数年前には恋人岬で150kgもある巨大イノシシが捕獲されたとか…
もののけか💦

夕日が無事見られたところで改めてホテルにチェックイン。夕食の時間が18時30分とのことなので、それまで1時間ほどしかありませんが部屋のベランダ?にあるオーシャンビュー(夜なので真っ暗だけど)な露天風呂で軽くリフレッシュ。

そしていよいよお待ちかね
2日目の宿の夕食はコース料理です!
安良里漁港で獲れる海の幸と自家菜園の無農薬野菜をふんだんに使った和と洋の伊豆創作ディナー


とても美味しくいただきました!

気になったのがこちらのホテル、何故かお風呂があちこちにありまして
宿泊した部屋のベランダ?みたいなところに露天風呂的なバスタブと、もう一つ部屋の中にも普通のお風呂。
さらに予約制でしたが土肥鉱山の坑道から湧き出た地下水?を使用しているとかの貸し切り露天風呂&サウナも完備。
せっかくなので夕食後に予約して露天風呂に浸かり
サウナ→水風呂を3セットで
整いました。

そして明日に備え早めに就寝。
この日の夜も風が強く音が気になったので、耳栓をして眠りにつきます。

翌朝、朝食の前にもう少し伊豆を自転車で走るつもりだったんですけど、この日も朝からの強風で諦めました。
代わりにと再びラントレをしようと決め部屋を出ると、またあの彼の姿が!
ちょうど自動ドアを開け外から入って来るのが見えました。
「猫店長?」らしき彼は何故か私に寄って来て、私が撫でて上げるとご満悦な表情を浮かべて再び奥へ。
私が外へ出ようと出口に向かうと、またすり寄って来て見送ってくれてるかのようでした。笑

www.youtube.com
(動画では夕日より先に猫さんが登場してますけど逆です😅)

11月30日 朝6時
早朝ランはまず、昨日の「恋人岬」へ。

※展望デッキから見あげた階段はこんな感じ

展望デッキから見える富士山。

下り坂と上り階段の連続する道をまず一往復、さらにその途中で眼下の海岸まで行けそうな遊歩道を発見して好奇心に逆らえずに足が向いてしまいました。
いきなりトレイルになったかと思うと崖道や倒木でスローペース(ほぼ徒歩)を余儀なくされながら、ようやく民家が数軒ある小さな港に到着。

黄色矢印のあるところを進んでいきます。

米崎港

朝早くからお仕事をされている女性にご挨拶がてら道を尋ねます。
人が住んでるので車が通る道があるけれど、それだと大分遠回りになると教えて頂きました。それでもあの崖道をまた登り返すよりはましかと思ってそちらへ進んで行くと、

今度は山羊がいました!

私に気付いて柵から顔出していましたが、変な物をかけられそうなので写真だけ撮ったらその場から逃げるようにラン再開。
するとその山羊さん、撮り逃げは許さんとばかりに鳴き始めて明らかに怒りに似た感情を感じます💦
そしてそれは上り坂が終わるまでの数分間続き「俺が何をした?」と自問しながらも山羊さんの執念深さに「ゾッ」としました。
国道まで出るとさすがに鳴き声は消えてなんとなく一安心。笑 

ここからは国道とは言え、ほぼ歩道のない狭い路肩を走ります。
今回は歩行者になるので道路の右側を走りましたがルールとしては正しいんでしょうけど、時折路肩すらなくなって車道にはみ出るのは恐怖しかありません💦
runnal.com

※前日に夕日をみるため恋人岬までの遊歩道を疾走したところ(黄色)と、
早朝ランしたルート(青)はこんな感じ

汗だくになって岬の宿に戻ると奥ちゃんがベランダのお風呂にお湯を入れておいてくれました!!
せっかく入れてくれたのは嬉しいけどお湯が熱すぎてすぐに入れないもどかしさ…

今度こそオーシャンビュー!な、お風呂は気持ち良すぎです。笑笑

朝8時30分

窓際の席で朝食です。
ドリンクは無料で選べるそうなので私は牛乳、奥ちゃんはオレンジジュースを注文。

しばらくすると朝食(和・洋選べる)が運ばれてきて…
和食はこちら⇩左右の2プレートで一人分!

朝からこの量は無理じゃない?と食べ始めると…結局ごはんのおかわりもして二人とも見事完食! ご馳走様でした。
しばらくまったり海を見ながら過ごします。

宿からはぎりぎり富士山が見える角度ですが、この日も良い天気のおかげで絶景です。
ゆっくり過ごして11時にチェックアウト。
残念なことに、最後にもう一度会いたかった「猫店長?」らしき彼の姿はありません。

帰りは下田まで南下してぐるっと一周ドライブしようかなどと考えていました。
ところが伊豆半島が私が想像していたよりはるかに大きかったみたい?!そして渋滞発生で進まなくなったので短縮コースに変更。車を仁科峠に向けて挫折左折しました。
しかしこの道が進むにしたがって狭くなって、軽自動車同士でもすれ違いができず譲ったり譲って……やっと広い道に

手前に見えるのは「西天城高原 牧場の家」で遠くに宇久須港が見えます。
しばらく走るとすぐ仁科峠に到着。

反対側から

⇧あの上まで行ってみる?と奥ちゃんに提案してみましたが即却下😅

てっきりここも西伊豆スカイラン?なのかと思っていましたが仁科峠があるこの道は県道411号線(西天城高原線)で、ここから約9km先にある船原峠(土肥峠)までいけばそのまま西伊豆スカイランに真っ直ぐ繋がっているらしい。
仁科峠も一面の野原で視界が広く富士山ビューでした。
富士山写真を撮っていたら大型バイクや高級車が次々やってきます。

富士山に雲がかかって残念…シャッターチャンスを狙ってしばらく待って

見えた!

帰り際に「みかん買わなきゃ!」と騒ぐ奥ちゃんの要望で道の駅 伊豆月ケ瀬に寄り
みかんやら巨大白菜、ついでにレジ横にあった熱海名物?という「黒麦まんじゅう」も購入。もちもちで美味しかったです!

最後に富士山にあいた巨大な穴(宝永火口)を見ながらお別れ。

今回の2泊3日で移動したルート

帰りに通った箱根の芦ノ湖から見えた

ひょっこり富士

箱根もいいね!笑

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結果的に三話になってしまいましたけど、長い文章にもかかわらず読んで頂きありがとうございます。
冬でも暖かいイメージの伊豆半島でしたけど、今回はこの時期独特な西風で体感として寒かったという感想です。
にしても、山からも海岸線からも望める富士山は絶景で「絵画」を観ているようでした。
そして来年春頃にでも伊豆ライドの再チャンジ!
次は「天城越え」できたらいいな、と思います。


風にまかせて

合掌
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